電気を作り出し、送って、それを使うために電気設備が設置されています。
私たちにとって電気設備が整っていなければ灯りも使えずに生活面は一変します。

それがよく分かるのが「停電時」でしょう。
電気設備についてもう少し細かく説明すると、電気を安定的に供給するために発電〜送電までの設備になります。

電気を使用する機器などの電気設備でもあり、電気工作物、さらに電話や情報通信などの通信設備、消防用設備、防犯設備などの社会基盤になる重要な設備です。

しかし、もう少し分かりやすく説明すると、電気設備は発電所や変電所、送配電線路をはじめ、ビルや工場、住宅などの受電設備などになります。屋内配線や電気使用設備などの総称です。

一般用電気工作物、事業用電気工作物、自家用電気工作物などに分類されています。
こうした電気設備は、設置すれば使用できますが、安全点検が必要になります。

点検項目も多岐にわたる内容です。分電盤の施設状況やブレーカーの破損、端子部に異常がないかを目視で点検することになります。
ほかにも、接続部にゆるみなどが無いかの点検項目も。また、電気設備で問題になるのが「漏電の有無」。

この確認を行うために測定器を用いて測定を行うことも。
しかし、測定には停電させる必要になるので、その際は電気機器の使用停止を呼びかけます。

調査するための時間については住宅の規模によって異なるものの、10分程度の短時間で完了します。
ただ、調査によって漏電の疑いがある場合には、停電させた状態で詳細な調査を行う必要が生じるので、検査が長引くことがあります。

このような点検や調査によって安心安全に電気が供給されています。