配線工事は電気工事のひとつ。照明やコンセントなど電気を分岐させて届けるために施工します。作業の流れとしてもっとも重要なのは「確認作業」です。

電気を利用するために電源、負荷などの回路素子を導体で接続する回路は、回路図通りに配線できなければ電気が通りません。また、スイッチを切り替えてもうまく連動してくれません。

しかもその配線量が増えるとそれだけ複雑な電気工事になることがあります。ケーブルを色分けしたり印をつけて施工ミスを防ぐことも抜かりなく行われています。

ここでは、一般的な電気工事についてご紹介しておきます。

コンセント工事

電気を供給するために壁や床に施工します。配線する際は、天井裏から壁の中にケーブルを通し、壁に穴を開けてコンセントプレートを取り付けた後にケーブルを繋げるといった流れです。電気工事のなかでも基本的な施工です。

スイッチプレート工事

照明の電源を切替するもので、壁に取り付けます。この施工もコンセントと同様の作業によりスイッチプレートを繋ぎます。

照明器具工事

照明器具を設置するので、天井に器具を設置します。配線も天井裏を通します。こちらは、配線経路をしっかり確認しながら行います。

テレビ配線工事

アンテナから受信した電波をテレビまで配線するケーブル工事です。各所の繋ぎ込みが甘くなると、映像がうまく映らなくなるため、しっかり繋ぐことを意識します。

LAN配線工事

インターネットを利用するために必要です。有線LANでパソコンに繋いだり、無線LANならばルータに接続することもあります。こちらは、無資格でもできる作業です。しかし油断をするとトラブルになりがちです。電気設備については有資格者に依頼することを検討しましょう。