電気工事の配線とは

配線とは、建物内の電気機器のスイッチ、コンセント、インターネットやCATVなどの端子、照明機器を結合する経路のことです。(ケーブルそのものを指す場合もある)

電気工事でスイッチやコンセント、照明の位置や数を決めることを「配線計画」といいます。
この計画により、電気関連の使い勝手の良し悪しが決まるともいえます。

ケーブル配線工事とは

ケーブルを張りめぐらせてコンセントや照明器具を取り付けるために行う作業が配線工事です。
そのほか、インターネットを使用するためのLANケーブル工事や、電話線工事なども電気工事のひとつ「屋内配線工事」です。

電気工事の2次配線とは

分電盤(ブレーカー)から各部屋へコンセントや照明器具を設置・配線する工事のことです。
2次配線の作業は、電気工事士の免許を所有しているなら施工が可能です。

電気工事士の資格を所有していないと行うことができない作業ばかりです。
間違った施工を行うと、感電するリスクや配線がショートして近隣にも影響を及ぼしかねません。

私たちにとって身近な作業のひとつは「アース工事」です。
電化製品のコンセントにアース線を繋げることで、漏電による感電のリスクを抑えられます。

緑や黄色の縞模様でできたアース線は、感電のリスクがある水回りに必要になります。
具体的には、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、トイレのウォシュレットなどの家電製品です。

このような家電製品を設置する際には、アース工事を電気工事士に依頼しなければなりません。
しかし、注意点として設置業者はアース線を繋げてくれるとは限りません。

また、電子レンジなどは家電量販店で購入し、自分で設置できるためにこの配線をそのまま放置しがちです。
できるならば、漏電や感電リスクを考えて専門業者に任せるようにしましょう。