照明、スイッチ、コンセントなどの位置を示したものが「電気設備の図面」です。
これらは電気設備の位置を表示したものになります。

しかし、電気設備・空調設備の施工を請け負う会社によっては照明とスイッチを線で結んで、より解りやすくしているケースもあります。
基本、電気設備に関する図面は、この図面で使い勝手をイメージして位置を決めておく必要があります。

部屋のドアを開けた右側にスイッチがあり、部屋の中心に照明があり、適材適所にコンセントがあるなどを決めておきます。
電話はココに、テレビはこの位置に、というようなイメージで図面作成をします。

これは戸建て住宅のみならず、オフィスビルやマンションも同様です。
また、上棟して断熱材が入るまでは変更も可能ですが、上棟後は断熱材を入れてしまうので完成間際になると急な変更ができない場合もあります。

窓や部屋の大きさ、区画が分かるようになったタイミングで変更がないかどうかの現場立ち会いを行っている会社が多いです。
電気設備の図面上でわからないことは、立ち会いでチェックが必要になります。

スイッチやコンセントなど電気関係の変更の必要がないかどうかを、実際に触れてチェックします。
ちなみに、建築条件付き宅地などの場合、省力化として図面を書かずに平面図の上に手書きで書くケースもあるようです。

そのような場合でも、じっくりと打ち合わせを行うことでトラブルには繋がりません。
手書きであれば、言った言わないのトラブルも避けられます。

ただし、やはり図面作成は必要になります。
そうした電気設備・空調設備の施工を請け負う会社を選ぶようにしましょう。