パソコンを使っていると避けて通れないのがコンセントの不足という問題です。
部屋のコンセントそのものを増設する工事は非常に大掛かりになるため、
基本的には電源タップを利用してコンセントのプラグ差し込み口を増やすタコ足配線で対処をすることになります。

・タコ足配線そのものが問題になることは少ない

タコ足配線そのものはコンセントの定格電力量を上回らない範囲で使用されているのであれば大きな問題になることはありません。
しかしパソコンと同時にエアコンやドライヤーなど大量の電力を消費する家電を繋いでしまうと、
一気に定格電力量を上回り危険な状態になることがあります。

・パソコンのデータ消失やプラグからの出火に要注意

安全装置の内蔵されているタイプの電源タップは定格電力をオーバーすると勝手に電源が落ちるため
パソコンでの作業中にデータが消失してしまう恐れがあります。
安全装置のない電源タップでは過剰な発熱などが起こり、最悪の場合は発火する危険性があるため特に注意が必要です。
一つの壁コンセントから合計いくつの機器に電源コードが繋がっているのか、
それらを同時に使用した場合の消費電力はコンセントの定格に収まっているのかどうかは必ず確認しておきましょう。

・壁のコンセントは内部で繋がっていることを意識する

また壁コンセントに差し込み口が2つある場合であっても内部では配線が繋がっていることがほとんどです。
そのため市販の電源タップで差し込み口を増やした時と同様に、
壁のコンセントの時点で一種のタコ足配線になっていると考えておいた方がいいでしょう。

・まとめ

タコ足配線は定格電力の容量オーバーにさえ気を付ければ安全に使用できます。
個別にスイッチが付いているタイプの電源タップを使えば、未使用時はスイッチを切っておけるため定格電力の管理がしやすくなるでしょう。