タコ足配線で問題になるのは壁のコンセントの定格を上回る電力を使用することによる電力不足や電源タップの発熱だけではありません。

・埃まみれのタコ足配線は危険

パソコン部屋では普段は見えない机の影などに延長コードを大量に張り巡らせていることがよくあります。
そうなると当然、掃除が行き届かなくなるため延長コードや電源プラグに大量の埃がこびり付くことになります。
この埃が高熱を帯びた電源タップを更に発火させやすくします。

・湿気の多い時期はトラッキング現象に注意

特に注意が必要なのは梅雨や夏場の湿気が多い時期です。
湿気を帯びた埃が奥まできちんと挿さっていないコンセントプラグの火花でショートする現象をトラッキング現象と言います。
タコ足配線を埃っぽい場所に放置していると、このトラッキング現象を引き起こす危険性が上がってしまうため
定期的な掃除と共に埃が溜まりにくい配線の工夫が必要となります。

・タコ足配線を減らす方法

タコ足配線をなるべく避けるには大前提としてコードの本数を減らす努力を行いましょう。
コンセントから直接電源を取って充電するのではなく、USBケーブル経由で充電可能な機器に買い替えるといった方法が有効です。
充電台などを一本のコードだけでコンセントや電源タップに繋いでおけば大幅にコードの数を減らすことが可能になります。
また壁のコンセントは一箇所を集中して使うのではなく、

部屋内にあるコンセントを満遍なく使うように家具の配置を工夫することも重要になるでしょう。

・まとめ

パソコン部屋の配線はなるべく隠す方がいいとされていますが、安全性を考えるので
あれ敢えてスイッチ付きの電源タップを操作と掃除のしやすい場所に置く配線も試してみましょう。
電源タップを目立たせるのが嫌なのであれば、市販のケーブルボックスを使っておしゃれに隠してみるのもおすすめです。