コンセントから火花が出ないように予防するのが第一ですが、
万が一トラブルが発生した際は、被害を広げないよう対処しましょう。
・プラグを抜く
まずは、被害の拡大を防ぐために、火花が出ているプラグをコンセントから抜きます。
プラグを差したまま放っておくと、漏電や火災につながることもあるためです。
ただし、注意点があります。
火花が出ているプラグを素手でコンセントから抜こうとすると、感電するおそれがあり非常に危険です。
絶対にやめてください。
このような状態で、一般の方がプラグを抜くこと自体が危険ですが、
どうしても抜かなくてはいけない場面では、「絶縁グローブ」を用意しておくことをおすすめします。
可能であれば、火花が出る事態に陥っている場合は、電気工事会社に緊急で連絡をし、一般の方は触れないのが一番です。
・ブレーカーを切る
ブレーカーは、家庭内の電気を使いすぎたときなどに自動的に電気を遮断し、
電気の使いすぎや漏電、火災などの事故を防いでくれる装置です。
コンセントから火花が出た場合に、手動でブレーカーを落として電気を遮断することで、
さらなる事故を防ぐことができます。
ブレーカーを切った後、電気工事会社に連絡を入れることをおすすめします。
・コンセントが黒焦げになった場合は業者に連絡する
もし、持ち家のコンセントに火花が出て黒焦げになってしまったときは、速やかに電気工事会社に連絡します。
そのままの状態で放っておくのは危険ですし、場合によっては電線などに異常をきたしていることもあるためです。
業者に黒焦げになったコンセントを見てもらったうえで、コンセントの交換工事など、適切な対処を行うようにしてください。
賃貸住宅のコンセントに火花が出て黒焦げになってしまったときも、決して自力で直そうとしてはいけません。
まずは大家さん、もしくは管理会社に連絡をした上で、修理業者の手配など取るべき行動について相談してください。
コンセントは自分で修理しようとしない
壊れたコンセントを自分で修理したいと考える人もいるでしょう。
しかし、持ち家の場合でも賃貸住宅の場合でも、自己修理は非常に危険な行為です。
コンセントには電流が流れており、何の知識もない素人が修理しようとすると、感電や発火の危険を伴います。
配線を間違えて、ますます使えない状態にしてしまうことも考えられます。
コンセントの修理は業者に頼むのが確実かつ安全です。
配線接続・交換などを伴う場合は、電気工事の資格を持つ工事業者に必ず依頼するようにしてください。
決して、壊れたコンセントを触らないようにしましょう。
場合によっては高電圧になり、厚手のゴム手袋を身につけていたとしても非常に危険です。