エアコンを取り付ける際には、エアコン専用コンセントがあったほうがよいです。

理由は、エアコンの稼動時に使う電力量が、電化製品のなかでも高いことにあります。

詳しくは記事内で解説しますが、ほかの電化製品と同じようなコンセントでエアコンを使用していると、

エアコンの使用電力の高さからほかの電化製品が故障してしまったり、コンセントから発火したりするおそれがあるのです。

このコラムでは、エアコン専用コンセントの必要性や、専用コンセントを設置する際の確認事項などをご紹介いたします。

エアコン専用コンセントなんて知らない方も多いかと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

▶︎エアコン専用のコンセント 交換or工事の見分け方

まずは、エアコン専用コンセントの必要性や、工事が必要なケースを詳しくご紹介いたします。

専用コンセント以外のコンセントでエアコンを使用すると、大きなトラブルに発展する危険性があるため、

「専用コンセントなんているの?」と疑問に思われている方は、ぜひご一読ください。

 

エアコン設置で専用コンセントが必要な理由

エアコンを設置する際に、専用コンセントが必要な理由は、「エアコンの消費電力の高さ」にあります。

その結果、以下の3つのようなトラブルに発展する危険性があるのです。それぞれ確認してみましょう。

 

ほかの電化製品の故障

家庭内にある複数のコンセントには、基本的にひとつの回路が使われています。

そのため、ほかの電化製品に使っているコンセントと同一回路内にあるコンセントをエアコンの使用に使うと、

回路内をたくさんの電流が駆け巡ることになります。

そうなることで、ほかの電化製品が故障してしまうおそれがあるのです。

 

ブレーカーの落ちる頻度の上昇

同一回路内にあるコンセントは電力を分け合う形になっています。

そのため、ひとつひとつのコンセントで使用できる電力が、それほど多くはないのです。

そういった標準的なコンセントでエアコンを使おうとすると、

使用するための電力を賄うことができずに、ブレーカーが落ちてしまう頻度が上がってしまいます。