配線・電気工事は安全対策が大切です。工事の流れは以下になります。

・設計と回路の図面作成
・停電
・電気工事作業
・作業の最終確認

では、詳しく見ていきましょう。

設計と回路の図面作成

まず、電気工事といってもすぐに作業するワケではありません。どの器具にどの場所から電源を持ってくると効率が良いのか、そのルートを選定しなければなりません。

また、設置する照明器具の電気使用量をチェックします。というのも、容量不足になる可能性もあるからです。

停電

電気工事に入る前に、活線作業による危険を回避するために施工範囲の電源を落とします。慣れた作業員でも感電などの恐れがあり危険なので、安全に作業を行うための準備になります。

電気工事作業

配電盤から天井や壁のなかを通してコンセントや照明器具まで配線します。この流れのなかには、のちのち電源確認する際に認識しやすいように各配線ごとに印をつけておくこともあります。

電気工事作業の間は、ヘルメットの着用などの安全対策も抜かりなく徹底されています。

電源確認

配電盤のブレーカーをあげて電源を入れます。照明器具を入り切りしてみたり、コンセントに電気プラグをさして電気が通っているかを確認する流れです。

この際に不具合などが発見されると、その配線を調査します。内容としては、繋ぎ込みが甘い場所がなかったか、ケーブルに損傷がないか、異なる配線経路を繋いでいないかなどを確認します。

このように、電気工事中にはさまざまな確認を怠らないよう配慮されています。これにより、必要な場所に電気が供給されて、照明、テレビ、パソコン、エアコンなどの電気設備が機能します。

なお、電気工事には電気工事施工管理技士などが携わります。